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Apple Vision Pro向けアプリケーション「STYLY for Vision Pro」 大幅アップデートに伴い新機能追加

ハンドトラッキングや空間メッシュにより、クリエイターの空間表現を拡張

 

株式会社STYLYが提供する「STYLY for Vision Pro」について、新たにハンドトラッキング、リアルタイム・メッシュ生成という2つの機能が搭載されました。これにより、STYLY for Vision Proを活用するクリエイターの空間表現を拡張します。

 

また、これらの機能を活用して、6月3日(月)〜6月5日(金)の期間に「STYLY for Vision ハッカソン」が開催されました。STYLY社員を中心に外部のクリエイターも参加し、総勢40名6チームで、次世代の動画視聴体験をテーマにユースケース創出を行いました。

 

機能詳細および制作マニュアルについては以下を参照ください。

 


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アップデート機能について

STYLY for Vision Proにおいて、今回以下の機能がアップデートされました。

 

◆ハンドトラッキング

  • Apple Vision Pro使用者の手にオブジェクトを追従させる、オブジェクトを掴む、ボタンを押すなどの手を使ったインタラクションができるようになりました。
  • クリエイターは体験者に対して、よりインタラクティブな空間表現ができるようになりました。

 

◆リアルタイム・メッシュ生成

  • 実世界の物体や環境の3Dモデルをリアルタイムで生成できる機能が追加されました。
  • 壁や床を検知し、リアルタイムに3Dモデルが生成されることで、バーチャルコンテンツに現実空間を反映することができるようになりました。

 

これらの機能により、プロトタイピングの時間が大幅に短縮され、クリエイターの迅速なコンセプト実証が可能となります。

 


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STYLY for Vision Pro ハッカソンについて

STYLY for Vision Proの新機能を活用し、「STYLY for Vision Pro ハッカソン」を開催しました。STYLY社員と外部のクリエイター総勢40名が6チームに分かれ、次世代の空間表現についてのユースケースを創出しました。

 

■テーマ

「かつてない動画視聴体験を提供せよ。」

空間に配置された2次元動画の視聴中の体験を向上させる。

 

■開催概要

・期間:2024年6月3日(月)~7日(金)

・サンプル動画を元に、STYLY for Vision Pro 上で動作する視聴体験イメージのコンテンツを制作。DiscordでSTYLY技術メンバーからのサポートも実施。

 

■優勝チーム

・作品タイトル:Clip Vault 

 

チームコメント:映像を「見る」という体験に留めず、クリップにより2Dから3Dにコンバートし、オブジェクトとして保管(Vault化)できるようにしました。

3Dで切り抜いた好きな瞬間は、コレクションとして空間に配置可能で、映像の視覚的な楽しみだけでなく、コミュニケーションや個人のアートフォームとなりうる視聴を超えた体験として構築しました。

ハッカソンのアウトプットについては順次公式X(@STYLY_XR)でも投稿予定です。ぜひチェックしてください。

 


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STYLY for Vision Proについて

 

STYLY for Vision Proは、世界中で39ヵ国、10万を超えるクリエイターに愛されているXR制作・配信プラットフォーム「STYLY」のApple Vision Pro版アプリケーションです。

STYLY for Vision Proは、通常多くの工数がかかるApple Vision Pro向けのデジタルコンテンツ開発を、Unityをベースにノーコードで制作・配信できるようにしています。さらに、複数人でのセッション機能や画像トラッキング、環境メッシュなどの機能を実装することで、クリエイターの表現の幅を広げています。

 

STYLYはこれからもクリエイターの空間表現の幅を拡張し、空間コンピューティング時代のライフスタイル、ビジネスにつながるユースケース創出に取り組んで参ります。