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墨田区防災XR

空間レイヤープラットフォーム「STYLY」を提供する株式会社STYLYは、墨田区プロトタイプ実証実験支援事業に「XRプラットフォーム等の活用による防災行動力向上」を実証テーマとして2年連続で採択*され、区内の中学生・区民とともに「防災XRコンテンツ」を制作するワークショップおよび展示を行いました。本実証では、「中学生が防災訓練を自ら考え、その訓練に活用するコンテンツを制作する」ことを軸に、XR技術を活用して防災訓練の行動変容と継続的な参加を促進することを目的とし、墨田区防災課、町会、住民と連携して実施されました。

 

*昨年度の取り組みについてはこちらをご参照ください:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000218.000023281.html

 


 

実施背景

新規層の参画促進・防災意識の向上・継続性ある仕組みづくり

 

墨田区では、地域の防災訓練が長年にわたり同じ形式で行われてきたことで、参加者が固定化し、防災行動への意識や関心の広がりに課題を抱えていました。特に若年層の参加が少なく、町会などの自助・共助を担うコミュニティでも次世代の参画促進が求められていました。また、防災を親子で学べる機会も限られており、地域全体で防災意識を高める仕組みづくりが急務となっていました。

 

そこでSTYLYを活用し、中学生や親子など多様な層が参加できるXRワークショップを実施し、制作されたXRコンテンツを町会の防災訓練の場で発表することで、新たな訓練方法としての受容性やコンテンツ更新の自走性、防災意識の変容を検証しました。

 

【実証ステップ】

1. ワークショップの実施
STYLYが防災知識やXR制作のノウハウを提供し、中学生・区民が協力して防災XRコンテンツを共同制作しました。防災への理解を深めながら、自らが考えた表現で行動変容を促す仕掛けを設計しています。

 

2. 町会防災訓練での発表
ワークショップで制作されたコンテンツは、町会の防災訓練で実際に活用されます。中学生が地域住民に対して自らのアイデアを発表し、防災訓練の新たな形を提示することで、次世代の参画を促し、地域交流を活性化します。

 

3. 効果検証
訓練後は、中学生と地域参加者に対するアンケートを実施。満足度、防災意識の変化、継続的な行動意欲などを調査し、XRを活用した防災教育の有効性と今後の可能性を検証します。

 

2024年9月〜12月に実施した実証実験の結果、STYLYを用いた防災訓練コンテンツの制作、中学生による町会向けプレゼンテーションとXR体験の提供、そして防災訓練でのAR展示を通じて、参加者の防災意識向上や地域への関心喚起が確認されました。

 

また、本取り組みの詳細に関して7月9日に墨田区主催の成果発表会にて、STYLY地域共創プロデューサーの澤田有人(さわだ ありと)が発表いたしました。

 

STYLYは今後も、地域や行政、教育機関と連携しながら、プラットフォーム提供を含む共創プロジェクトによって、社会課題の解決と持続可能なまちづくりに貢献してまいります。

 

Credit
墨田区
SUMIDA INNOVATION CORE(SIC)

Works

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