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全国へ広がる都市型XRエンターテインメント STYLYが山形県とイノベーション創出に関する連携協定締結

yamagata yori-i プロジェクト STYLYの活用で地域に「共創の拠点」を

リアルメタバースプラットフォーム「STYLY」を提供する株式会社Psychic VR Labは、NECパーソナルコンピュータ株式会社とともに、2023年8月29日(月)、山形県と相互の連携によりイノベーションの創出を推進する連携協定の締結式を行いました。

 

この連携協定は、山形県と各企業がそれぞれ有する人的・物的・知的資源を有効に活用し、イノベーション創出に資することを目的とした締結です。
山形県公式サイト:https://www.pref.yamagata.jp/110001/presskyotei.html

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yamagata yori-i プロジェクトとは

 

yamagata yori-iプロジェクトとは、山形県におけるソーシャルイノベーション創出モデル事業であり、持続可能な地域社会をつくるために、企業と連携した新たなビジネスの構築および10年後、20年後の山形を支える人材の育成を実施するプロジェクトです。

 

このプロジェクトは大きく3つのステップに分かれており、今回は「step2」において、社会課題解決のためにさまざまな分野のプロフェッショナルが強みを持ち寄って協働する「コレクティブインパクト」によって共創の場をつくり出していくことを目的とした取り組みとなります。

 

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直ちに事業化へ結びつけるものではなく、次世代のソーシャルイノベーターの育成を目指しながら、県内の子ども達が、地域の課題を自分ごととして捉え、解決を目指していく中で「次の山形」を つくる場・テーマを提供していきます。また、地元高校生等の参画を契機として、より多くの属性を持つ人々の関わりを促進していくことも目的となります。

 

今後「スタートアップステーション・ジョージ山形」を共創の拠点とし、山形県が設定する課題に対してアイデアを募り必要に応じて予算化を図ることで、起業機会の創出や参加企業の新規事業展開を促進させるなど、産官学が連携したプロジェクトを予定しています。

 

このステップを通じて、参加する地域の学生やボードメンバーとなる企業に対して、物事を生み出す面白さを実感してもらいながら、自分のやりたいことの実現、 山形への愛着を醸成させることを目指しています。

そして「共創の拠点」づくり第一弾として設立されたのが、「ヤマガタ リアルメタバース研究所」です。

 


ヤマガタリアルメタバース研究所とは

 

ヤマガタリアルメタバース研究所とは、XR技術を活用して若者への新たなコミュニティを提供する取り組みです。

イノベーション創出に関する連携協定締結企業及び県内の大学生、高校生がスタートアップ ステーション・ジョージ山形に集い、「XR に触れ・学び・新技術を使って新しい事業やサー ビスを生み出す拠点」をつくっていきます。その中で、楽しみながら技術を取得し、ビジネスプランの実証実験を行う事業を展開していきます。

 

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サイヒロコプログラムについてはこちらを参照:https://www.pref.yamagata.jp/documents/34496/pressyori-i04.pdf

 


STYLYの役割について

 

STYLYはこの取り組みにおいて、リアルとバーチャル両方の側面から、イベントを通したXR活用の機運醸成や、実際にリアルメタバースに触れる場の提供、また、リアルを「アート思考」で表現することを学ぶ取り組みなどをサポートする予定です。

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締結式において株式会社Psychic VR Lab取締役COOの渡邊信彦は、「来年にはApple Vision Proという端末が発売され、各デバイスメーカーがさらに良いものを作ろうと開発が進んでいく。バーチャルメタバースでもリアルメタバースでも*、STYLYを使うことでそれらを行き来してさまざまな取り組みを共創することができるようになる。これまで動画の送受信をしてきたように、今後誰もが空間を創り、そして送受信できる時代。そういった文化を作っていきたいし、サイヒロコ先生を始め、山形県の方々とSTYLYを活用したたくさんのコンテンツを創っていきたい」とコメントしました。

 

*バーチャルメタバース:バーチャル空間においてアバターを活用してコミュニケーションを取るような体験。主にVR。
*リアルメタバース:現実の都市空間や商業施設など、リアルな空間においてバーチャルを重ね合わせて拡張させる体験。主にMR、AR。
STYLYはVR/MA/AR全てに対応したプラットフォームであり、Psychic VR Labでは今後このバーチャルメタバースもリアルメタバースも融合していく未来を描いている。

 


STYLYが推進する街づくりについて

 

STYLYは「空間を身にまとう時代」をつくるべく、XRプラットフォームの提供を始めとして、XRアーティストやクリエイターの育成、ロケーションベースのプロジェクトを数多く推進してきました。

 

現実世界にXRを重ね合わせて拡張させる「リアルメタバース」を提唱し、今年3月にはリアルアセットを保有する商業施設/不動産ディベロッパー、鉄道会社、メディア、IP ホルダーの方々と共に 、音楽、映像、アート、スポーツ、エンタメなど様々なジャンルを対象に、現実の都市空間を舞台にした「都市型XRエンターテインメント事業」を展開しています。

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私たちはXR技術を単なるイベントを盛り上げるコンテンツとして活用するのではなく、STYLYというプラットフォームを介して各都市が自走して産官学連携の産業づくりができるようにサポートしていきます。

2022年度における新潟市の事例については以下を参照ください。

 

XRを活用した街づくりについてご興味のある自治体ご担当者様、事業者様、および取材のお申し込みはお気軽に以下フォームよりお問合せください。
https://psychic-vr-lab.com/contact/

株式会社Psychic VR Lab公式サイト:https://psychic-vr-lab.com/